投資型 鎌倉・旧村上邸再生利活用ファンド
このまちには「鎌倉らしい」と言われるようなまちなみが、市内各所に点在していますが、その美しい景観をつくるのは、個々のお家やお庭が良好に保たれていくことにより成立しています。旧村上邸の門、塀や竹垣などは、西御門の素晴らしいまちなみ形成に寄与しています。
門から中へ入っていきます。玄関へ至るまでの前庭だけで家一軒は建つほどの広さ、旧村上邸は全体的にそんな余裕のあるつくりをしています。メインの南庭はさらに広く、その奥には茶室が別棟で建っています。玄関の先には和室が4つ田の字型につながったスペース。襖の開け閉めでフレキシブルに使えそうです。廊下を隔てて玄関脇には、なんともう1つ茶室があります。奥へ進んで中庭を挟み、さらに畳の部屋をいくつか抜けると、その先にこの家の最大の特徴である能舞台が出現します。能舞台まわりだけで約55帖、ちょっとしたホールサイズですね。能舞台部分は2階建てになっていて、和室の続き間になっています。建物北側ゾーンにはキッチンや水まわりが配置され、能舞台の奥手に蔵が建っている、これがおおよその全体構成です。デザインは「数寄屋造(すきやづくり)」。明治時代以降の和風住宅建築の要素をこれでもかと言うくらい一式兼ね備えた貴重な文化財なのです。
この家を村上氏から寄附された鎌倉市は「対話型市場調査」を実施しました。「対話型市場調査」とは、広く民間から保全及び活用に係るアイデアを募集し、対話を通じてその可能性を探っていく取り組みです。現在、対話型市場調査の結果が公開され、具体的な事業者公募にむけて準備を進めているところです。
旧村上邸の再生物語は、まだまだ始まったばかり。西御門というまちでどんな風に利活用されるのか、そして貴重な日本文化のカタチをどのようにしたらつなげていくことができるのか、小さな視点から大きな視点まで、様々な意見、アイデア、そしてサポートが必要なプロジェクトです。まずは自由な議論を引き続き行なっていきましょう!
| 所在 | --- | ||
|---|---|---|---|
| 交通 | 横須賀線「鎌倉」駅より徒歩21分 | ||
| 土地面積 | --- | 権利・契約種類 | --- |
| 礼金 | 相談 | 敷金 | 相談 |
| 管理費又は共益費 | - | 償却 | --- |
| 建物構造・規模 | 木造・2階建て | 間取り | --- |
| 現況 | 鎌倉市有の遊休不動産 | 引渡し日 | 相談 |
| 地目 | - | 容積率 | 80% |
| 建ぺい率 | 40% | 用途地域 | 第一種低層住居専用地域 |
| 建築年月 | 昭和14年以前(文献で確認できる限り) | 取引様態 | 相談 |
| 情報更新日 | --- | 次回更新予定日 | --- |
| 備考 | ※公募面積 | ||